ステアリン酸は厚生労働省の「高度精製及び半合成品」(ウイルス、細菌及び真菌の不活性の観点からみて、過酷な精製工程を経ていると考えられる成分)の一つです。 動物由来原料の場合でも、化粧品として使用が認められています。
ステアリン酸のナトリウム塩で、白色〜淡褐色の固体。わずかに特有なにおいがある。 起泡、洗浄、湿潤、乳化などの作用があり、常温では溶けにくく泡立ちも悪いが、泡は細かく安定している。 phが高く、酸に対しては非常に敏感で不安定で、中性または酸性になるとすぐに分解して酸性せっけんを生ずる。 香水、オーデコロン、化粧石けん、シャンプー、リンス、アイシャドウ、アイライナー、洗顔料などに使用される。
スフィンゴ脂質は、細胞間脂質の一種であるセラミドの総称。表皮の角質層の細胞間を埋めて水分蒸発を防ぐ水分保持や肌のバリヤー機能に重要な役割を果たしている。 化粧品には保湿や肌荒れ防止を目的として広く配合されている。